Sunday, November 16

北京 その2

 北京の続き。

 写真を撮らなかったのが残念でしたが、台湾料理の老舗の北京支店、欣葉(Shinyeh)でお食事を。お友達のお知り合いから声をかけていただき、知らない方たちが集まる会に混ぜていただいたおかげで、かなりいろいろなものをいただくことができました。どれもおいしかったですが、特に印象的だったのは、丸ごとのハトのロースト。フィンガーボールを出されたので手で豪快に食べないと、とてもお箸ではうまくいただけません。顔がごろんと残った様はちょっと・・・やっぱり、とは思いましたが。最後に追加でいただいたポークはイカやシイタケ、お野菜のソースが絶品。あっさり仕上げた中国野菜もおいしかったです。そして最後の杏仁豆腐はものすごいモチモチしていて、初めての感触。以前、ロンドンで、ここの杏仁豆腐は絶品!といわれたところとは、タイプが違う感じ。甘さは控えめ、アーモンドの香りや味はそれほど強くないですが、おなか一杯でもするっと入ってしまう一品でした。お料理はどれもそれほど脂っこくなく、かなり食べ過ぎた割りに翌日にもたれることもありませんでした。その後、日本人経営のバーに移動。東京にもありそうな感じで、上海だったら普通だけれど、こういうのが北京にも増えてきているのだそう。そういえば、台湾料理のレストランの地下にはかなりモダンな雰囲気でガンガン音楽が流れているスペースがあって、何かしらと思ったら巨大カラオケボックスでした。相当お洒落スポットという感じでした。

 こちらは天下一家というお店。薬膳料理で有名だそう。日本の雑誌恐るべしというのはロンドン時代などにも思いましたが、現地以上に最新情報や穴場スポットをしっかりフォローしています。こちらも、オリンピック前のブルータスの北京特集の別冊から。一応、少し過ぎたけれどお誕生日のお祝いも兼ねていただきました。ただ、その後にカンフー劇を観に行くことにしてしまったため、かなりきついスケジュール。予約していたコースをやめて単品でささっと済ますことにしてしまったのは残念。地元でも人気店のようで中国人の男性グループが多かったです。確かに、薬膳で、特に男性向き、となっていました。

ふかひれ姿煮! 別にでてきたスープにどさっといれてくれます。あふれんばかりのふかひれ。コラーゲンたっぷり。あっさりしてするっと入ってしまいました。これが、実はコースより高額、だったのですが・・・。



 薬膳のお野菜料理。しゃきっとした歯ざわりのおいもとブロッコリーの軸。


 鶏肉。 
 時間がなくて、メニューをきちんと見ることもなく、薬膳らしい感じをあまり味わえなかったのは残念でいしたが、どれもおいしかったです。隣のテーブルでオーダーされていたものなど、興味津々でしたが。



 お食事以外で特筆すべきなのは、最新のホット・スポットである芸術区。もともとは倉庫や工場のエリアに中国のモダン・アートのギャラリー、それに伴ってオシャレなカフェやレストランなどが今もどんどん増えて拡大している地域。市内からは結構遠くて行くのは大変。でも、いく価値はあります。
 カプチーノでほっと一息。中国茶も大好きだけれど、やっぱりこういうカフェが落ち着きます。




 今まで北京には中国の地方からの人しか来ていないのかも、と思っていたのが、ここに来たら、欧米系観光客もいっぱい。


 おもしろいオブジェがあちこちに。

 時間がなくあまりギャラリーは観られませんでしたが、写真はいいものも多く、陶器も普段使いによさそうなものがあり、お土産の発掘にもよさそうでした。


 中には現役のような工場の煙突から煙がモクモク。機関車があったり、レールや、動いているコンベヤーベルトがあったり。もともとあった機械や建物をそのまま生かしているのですが、妙にマッチして不思議なアート空間を生み出しています。中国にもこんなところがある、という一見の価値ありです。もちろん、モダン・アート好きはもっと楽しめるでしょう。


 対照的に泊めてもらっていたちょっと市内中心から離れたマンション近くのマーケット。金魚を売っていました。あとは衣類、雑貨、本など。雑多のものが多いですが、掘り出し物もあるそう。しっかり生活用品をゲットしている友人のたくましさには感服。こうしたマーケットも、資本主義が導入された結果。

 オリンピックを契機に観光にも力をいれていて、もともと観に行く予定だった京劇から変更して観に行ったカンフー劇など、完全に観光客向けのイベントもできていました。カンフー劇は、英語上映。楽しめます。もう1回は行かないと思いますが・・・。

 短い割りに、相当充実した滞在でした。これもお友達がいたからこそ。四合院、万里の長城など、まだまだ行けなかったところもあり、気軽に行ける近さの北京、また遊びに行きたいと思いました。

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