オープン当初からお勧めと伺っていて、結構予約が難しいというお話も聞いていたフレンチ。お誘いいただいて、ようやく実現しました。
カウンター席とテーブル数も少ない小さめのお店で、カウンターだと、シェフの火入れも目の前で楽しめ、アットホームな雰囲気です。おまかせのコースのみですが、前菜とメインと最後の一皿を選ぶ形。
アミューズは、ズッキーニを使ったもの。前菜は、サーモンで、食材は同じものを使って、マリネかグリルかのチョイス。基本的にはグリルのほうをいただきましたが、サラダ仕立てのマリネもお味見。グリルはバルサミコソースで、マリネはフランボワーズと、どちらも少し甘めのソースでした。新鮮なお野菜がたっぷりと添えられているのもうれしいです。本日のお楽しみの一品は、北海道の白トウモロコシを使ったブラマンジェのカプチーノ仕立て。不思議な見た目と食感を楽しめました。シェフスペシャリテのメインは、子羊、イベリコ豚、黒毛和牛イチボに、さらに、先週から入ったという蝦夷鹿から、珍しい部位のイチボと鹿を盛り合わせていただきました。鹿はクセが本当になく、イチボは脂っこくないのですが、とても柔らか。どのお皿も美味しくいただきました。自家製のごまパンもしっかりといただき、既にものすごくおなかいっぱいなのですが、最後の一皿は、麺とご飯から選ぶ形。カニを使ったつけ麺と、ウニを使ったリゾット風のいずれかということで、ヌードルのほうをいただきました。どちらもとてもオリジナルで、和洋折衷な感じがまたよいです。今日から通常のメニューに加えて、新しく出しているというイチジクをクレープに包み込んだデザートまでしっかりといただきました。食材へのこだわりと、レカンでロテスリーをされていたシェフの絶妙の火入れとオリジナリティで、とても美味しくいただきました。
ワインのセレクトもおもしろく、初めていただいたのがこちらの熊本のワイン、菊鹿シャルドネ。熊本でワインを作っているなんて、と驚いたのですが、最近、日本国内でもほとんどのところでワインが作られるようになったそう。しっかりとした白で、びっくり。Maconのシャルドネとも飲み比べてみました。その後は、お料理にあわせ、同じワイナリーのフルーティーで軽めの赤、Kiss Kikkaカベルネ・ソヴィニヨン、最後はお肉にいあわせてしっかりとしたローヌのGirondeを。グラスでの用意も白、赤3種類ずつで、お店の名前どおり、いろいろとマリアージュが楽しめるところです。
シェフとの会話も楽しめるカウンターがお勧め。美味しいので最後はちょっとムリしつつも、しっかりといただいてしまいましたが、おなかを空かせて伺うのが鉄則、かも。
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