Friday, February 17

日本の踊り

 先日からちょっと探しているもの。

 ダンス仲間で学校の先生をしている友人から、日舞を教えられる人を紹介して欲しいと頼まれました。もちろん、そんな本格的な話ではありません。彼女の教えている学校の学期末のイベントで、生徒たちがいろいろな国のダンスをするのだけれど、インドやタイなどとともに日本の踊りもやりたいということらしいのです。ちなみに、数学の先生なので、ダンスは課外授業での受け持ち。子ども向けで気軽にできるとしたら盆踊りかな、と思ったのですが、盆踊りはステージでのパフォーマンスというよりも、大勢で、皆が参加するという雰囲気。ちょっと彼女の想像しているものとずれるかもしれません。しかも、やはり太鼓ぐらいはないと盛り上がりに欠けます。それに、全員が浴衣をそろえるとなるとそれも大変。それでも、一応、盆踊りの説明や音楽などがある英語のサイトを探して昨日渡しました。でも、できれば、扇を持って、ちょっとそれらしい感じに「舞う」ほうがイメージでしょう。「サクラサクラ」程度の和の音楽はとりあえず手当できそうですが、問題は振り付け。簡単な振り付けの解説書、なんてやっぱりないのでしょうか。中・高時代、運動会のダンスで、花笠音頭や「荒城の月」にあわせて日舞風ダンスをやったのを思い出します。あの振りを今でも完璧に覚えていたら使えたかもしれません。

 日舞、興味はあって、実は2回ほどお試しでお稽古を受けたことがあります。続けられなかった理由はふたつ。同時期にバレエを始めたので、そちらに集中することにしたこと。もうひとつは、時間と場所。日曜日の朝、しかも2駅とはいえ地下鉄に乗って行く必要があったのです。お稽古でもお着物、少なくとも浴衣。当然、お稽古が始まる前にはきちんと準備していなければならず、これがかなりのネックになり断念。あぁ、でも、続けておけばよかった、とちょっと後悔しています。

 和ものは最近流行ですが、いずれもお家元制度があるので、他のお稽古ごとよりも敷居が高く感じます。「負け犬」の特徴のひとつに、和ものにはまる、というのがあったかと思いますが、いいではないですか。結局、自分に十分な時間とお金を割いて投資できる、そういう環境にないと、なかなか習得できないというのも事実です。最近は、カルチャースクールなどでも和ものお稽古ごとが充実してきて、お免状を目指さないで趣味として、という感じでも始めやすくなったのはうれしいです。日本人として、お茶、お花ぐらいはたしなみ程度にわかっていたほうがいい、と思っていろいろ手は出してきましたが、どれも中途半端。やはり、こういうときに、じゃあ、簡単な曲で振り付け教えましょう、といえるぐらいならばよいのですが。教えるなどというのもおこがましいですが、日本に戻ったら、もう少しマジメに、きちんと身につけたい、と思います。

 

2 comments:

Anonymous said...

日本にいると気がつかない「日本人」を感じさせられますよね。
踊りもお茶も、短期間で会得できないとこが、大変でもあり、面白さでもあり。。
そんな和もののような、南もののお国文化はあるのでしょうか?
先週は近くまで行ったのに、遊びに行けず残念でした。次の機会を作らねば!

chestnuts said...

oyamiさん
先週は本当に残念でした。
次の機会、お待ちしてます。
「南もの」があれば、今頃、習っています。舞踊、楽器、手工芸品からお料理まで、これといったものがないのです。タイやバリの舞踊など、周囲には魅力的なものがいろいろあるのですが。