Sunday, July 15

Alcina

 ヘンデルのオペラ。珍しく、シアターアプルで。チケットをいただきいってきました。

 シアターアプルはキャラメルボックスが昔ここで公演していた頃はよく来ていましたが、久々。歌舞伎町のエリアはやっぱりちょっと歩くのが・・・。

 オペラは椿姫、魔笛、蝶々夫人などメジャーなものはいっているのですが、これはまったく初めて。事前勉強もしないで行ってしまって、ついていけるかちょっと不安でしたが、もちろん、イタリア語上演ですが字幕つき。

 男装した女性に女性が恋をしてしまい、アルチーナという女王は魔女で、その魔法で動物や石などに変えられている人たちがいて・・・というちょっと複雑なストーリー。はじめ、男性が足りなくて女性が男性の役をやっているのかしら、というヘンな勘違いをしてしみました。。。シェークスピアの十二夜をちょっと思い出しましたが、あとで調べてみたら、このバロックの時代というのは、カストラート(去勢した男性歌手)の全盛期だったため、女性の音域で男の役、というのが珍しくなかったそうです。そういうわけで、メゾ・ソプラノが男役なのだと納得しました。

 円形の動く舞台を使って、シンプルなセットでしたが、楽しめました。前半歌がちょっとという感じでしたが、後半は見せ場も多く、拍手も増えて、盛り上がっていました。演出もなかなかおもしろく、バロックらしいドレスを着た女王と対照的に現代風な衣装も。ラストの意味が今ひとつわからなかったというのもありましたが、音楽はよくて、久々のオペラ鑑賞を楽しめました。

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