まずは、お花の先生が出展されている花展へ。
いろいろな流派が集まっているものと違って小原流のみなので、それほどの点数でも混み具合でもなく見やすかったです。水生植物がテーマ。水生植物はずいぶん種が減ってしまっているそうです。葦、ハス、菖蒲などが目立ち、涼しげな展示でした。湿原を表現してコケなどを用いたものも。特に、クリスタルに生けたものは、これからの季節、おうちでちょっとお花を飾るのにも参考になりました。
お花を見てから次は絵。フランドルの絵画を集めたプラハ国立美術館展。こちらもチケットやリーフレットには大きくお花の作品がはいっていました。不勉強だったのですが、この時代、工房での大量生産が盛んだったそう。人気のあるテーマは次々とその流派の人たちによって質の高い複製が作製されて出回っていたそうです。そのため、展示されていたものも、ルーベンスやブリューゲル本人の手によるもの以外もかなりありました。ルーベンスといえば教会に飾られる宗教画。ブリューゲルといえばユーモラスな表情の農民たちの生き生きした姿。そんなイメージどおりのものもあり、また、特徴的な静物画のコレクションなど、テーマ別の展示はわかりやすくてよかったです。ブリューゲル・ファミリーというのはものすごい画家一家であるというのに驚きました。どおりで、父とか子とかの表示があるわけです。そして、子沢山というのもびっくりしましたが。
いちばん気に入ったのは、オレンジ公ウィリアム2世の少年期の肖像。ほかにも農村の牧歌的風景など、かわいらしい作品が結構ありました。
あまりまとめて観る機会のない絵画展でしたが、なかなかよかったです。
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