Wednesday, July 11

スペインのチーズ


 スペインのチーズというのはほとんど日本では見かけない気が。スペインといえばトマトとオリーブのイメージ。スペインに行ったときにも、日本のタパス・バーやスペイン料理レストランでも、あまりチーズをいただいた記憶はありませんでした。それでもやっぱり牛も羊もヤギもいるわけで、チーズもいろいろあるそうです。

 内陸部の特集。乾燥した地域が中心です。まぁ、そもそも、ピレネーを越えたらアフリカ。ヨーロッパではないといわれるぐらい、そもそも気候が異なりますが。

 マドリード周辺のCastillia地方、ポルトガルとの国境に近いExtremaduraから4種を味わいました。北部カンブリアやカナリア諸島などでも伝統的なチーズの産地があるそうです。La Serena D.O.P.は羊でとても柔らか。アザミのオシベを酵素として使用しているそうで、ちょっと苦味がありますが、パンにつけるとトローっとしておいしかったです。10-12%と脂肪分が高いそうですが、いつも説明を伺いつつ、すっかり忘れてたっぷりいただいてしまいます。こちらはピントインゲン豆のサラダとともに差し入れのカバで。2番目はヤギのBeato de Tabara。これにカリンの果肉を固めたものを添えていただくとまた違った味わい。Canarejalは羊で、香草を食べた羊のミルクで作られているそうです。最後は羊で側面には網目、上下に穂の模様がはいったQueso Manchego Artesano D.O.P.。おもしろいのは、スペインのチーズはいわゆる6Pチーズのようなカッティングをして、お皿に平たく丸く盛り付けるのが一般的だということ。セミハードのチーズは、どれも赤ワインにぴったりでした。さらに、豚肉のトマト煮と、差し入れのDean & Delucaのサラミやチーズ、手作りデザートまでいただき満喫してしまいました。






 ヤギのチーズは大好きなのですが、実はヤギというのは、イスラム圏の支配を受けていた6-7世紀にスペインやフランスに入ってきたそう。当時の戦いは長く、家畜や食料を作る人たちも一緒。村が引っ越してくるような感じでしょうから、食文化にも相当な影響を与えていたということには納得です。 

 

2 comments:

Anonymous said...

へえ〜スペインのチーズか〜!スペインと言えばパエリャかな〜。
このインゲン豆、巨大ね〜!

chestnuts said...

ongeさん
でしょ。やっぱり、パエージャ、トルティージャ、ニンニクをつかったエビやマッシュルームのオリーブオイルいためとか、そんなイメージ。