Wednesday, July 18

Don Quichotte

 聞きなれないと思ったら、ドン・キホーテのオペラ。

 とても楽しみにしていったのですが、本当に素晴らしかったです。

 歌もオーケストラもセットも、あらゆるものが、これぞオペラという感じで、豪華。原語上映ということでなぜか先日のオペラのせいもあり、イタリア語と思い込んでいたのですが、タイトルを見ればわかるはずのフランス語。ただ、途中にはいきなり日本語でセリフがでてくる場面も。ピエロ・ファッジョーニ演出で、音楽的にはもちろん、演劇としても、バレエの躍動感もありで、凝ったセットなど視覚的にも楽しめる演出でした。

 ドン・キホーテはちょっと妄想癖の強いおじいさんが水車に向かっていくイメージ。まさにそうなのですが、彼の純粋さ、人間愛、騎士道というのが前面にでていて、おかしなところもあるかもしれないけれど高潔な孤高の人。キリスト像が重なってきました。5幕はたったひとりの従者に看取られていくシーン。こんな寂しいエンディングだったとは知りませんでした。4幕のサンチョ・パンサ(バリトン)のアリアが好きでした。それよりも、サンチョ・パンサが最初のほうに歌っているとおり、女性は怖い・・・というのが男性の第一の本音&感想、かもしれません。それでも、ドゥルシネの気持ちもわかると思ってしまいますが。

 5幕とはいえ、それぞれが比較的短いこともあり、あっという間。拍手はなりやまず、名残惜しい中で幕を閉じました。素晴らしい作品でした。 

2 comments:

Anonymous said...

なんかオペラづいてるね〜!!
ドンキホーテって5幕もあったっけ??!!何年か前に見たけどすっかり忘れたな。。。

chestnuts said...

ongeさん
そうなの。5幕だけど、1幕ずつが結構短かったの。