Saturday, July 21

Tastingの基本


 輝くダークなルビーからガーネットに近い色で、カシス、プラム、それに少し革が混じったような香り、雨上がりの土を感じる、まろやかだけれど力強い・・・。今までも、テイスティングのやり方はちょっと習ったことがありますが、この「表現」というのが曲者。そもそも、雨上がりの土の香りって何?、スミレってそんな強い香りはなかったと思うけど・・・と、特に嗅覚に自信がないこともあり、何といってよいのかわかりませんでした。

 そんな初心者向けに丁寧なレクチャーをしていただき、フランスワイン白、赤3本ずつとデザートワインで計7本をいただきました。テイスティングはかなり真剣にやってみたのですが、やっぱり難しいです。色や粘性といった外観は比較的簡単。味わいは、やはり、おいしい!とか好き嫌いで結構判断してしまいます。それでも、甘み、辛味、苦味をそれぞれ感じるように舌全体、口全体に一口含ませてゆっくりいただくと、多少は、客観的にもわかる気がします。香りは本当に苦手で、よくわかりませんでした。香水のトップノート、ミドルノート、ラストノートがありますが、ワインも第一アロマから第三まであるそう。フランスワインは新世界と違って自然な製造が多いので、香りを強くつけていないそうです。だから余計、その「自然な」香りをどう表現するのか、訓練が必要なのでしょう。

 ワインでよく表現として使われる香りを、小さなピルケースのようなものにいれたセットで試させていただきました。普段比較的意識していたり、身近なシナモン、バニラといったスパイスやローズなどアロマにある香りはわかるのですが、ベリー系の果物やお花というのはそのままクンクン嗅いでいないせいか、思った以上にわからなくてがっかり。これからは口に入れてしまう前によく香りをかいでおかないと。。。

 いただいたワインの中では、白はMeursault 1999(高級シャルドネ)と、何といっても赤のCh Canon 1er Grand Cru 1998(メルローとカヴェルネソーヴィニオン、サンテミリオンを代表するワイン)がおいしかったです。今回は、違いがわかりやすいように、ブドウの品種もなるべく1種で特徴がでているものをセレクトしてくださっていました。白はCondrieuも華やかな香りでよかったのですが、ヴィオニエよりシャルドネが好きということが再確認できました。シャトーカノンは飲み頃で、別格のおいしさ。普段は赤からグラスを開けてしまうのに、珍しくこの日は、カノン以外は白を結構いただきました。 5000円台の白というのはあまりいただかないのですが、さすがにこの価格帯になるとおいしかったです。テイスティングでは飲むのに最適な温度より少し温かめ。白はもう少し冷やしたらさらにおいしかったことでしょう。

 とても1回では覚えきれない充実した内容でした。いただいたレジュメをしっかり復習して、少しでも違いがわかるようになりたいと思います。
 

2 comments:

Anonymous said...

雨上がりの土、、、草のにおいならなんとなく想像付くけどねえ、、、難しいのね〜違いが分かるだけじゃなく、表現できないtpだめなのね!!奥が深いわ〜

chestnuts said...

ongeさん
難しいわよ。でも、楽しめれればいいと思うんだけどね。