Saturday, November 5

草原の風 上巻

 トレンダーズから紹介され、『草原の風 上巻』をいただき読んでみました。



 小さい頃から読書好きで、特に子供の頃は本当によく本を読んでいました。毎週か2週間に1回は図書館で、小説を中心にたくさん借りてとにかくよく本を読んでいました。だんだん借りられる冊数が増えるのが楽しみで、目一杯借りては期限までに読むことを目標に、ある意味、乱読でしたが、そこから得られたものは大きかったかしら、と思います。

 最近忙しくてなかなか本が読めていない状態。特に、通勤時間が短いと、余計本を読まなくなってしまいました。そんな中、『草原の風 上巻』。宮城谷昌光著の歴史小説。劉邦の子孫にして、勇武の将軍であった光武帝。古代中国の精華・後漢を打ち立てた光武帝の若き日々が鮮やかに描き出された作品です。実は歴史小説はそれほど読んできていなかったのですが、中国歴史小説の巨匠の作品ということで、楽しみに。
 

 
 三国志よりもっと前の時代。光武帝の時代のストーリー。とても面白い時代だったことがわかり、読んでいるうちにどんどんひきこまれます。もう少し、中国史を知っているともっとよかったとは思いますが、名前と関係を後ろの系図でたまに確認しつつ読み進めていきました。「ことばがすべて」というのが印象的。信念と志。上巻はあっという間に読み終わってしまいます。続きがとても楽しみな作品です。


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