職場のスタッフの中には、意外にも王宮のオープンハウスには一度も並んだことがないという人もいて、どうだった?と感想を聞かれました。
特に、今年は、第二夫人が第一王妃の横にいたことに注目が集まっています。タイトルも与えられていない第二夫人が、王室関係者として謁見室にいたのは驚きだったようです。おもしろかったのは、彼女との握手はどうだった?と聞かれたこと。もともと平民の出だから、手がソフトじゃなかったでしょ、といわれました。そういう発想がなかったので、手の感触を忘れてしまったのですが、よく考えれば皇太子妃も王室関係の血を引くとはいえ、もともと王族ではありません。そういう意味では、王族出身である第一王妃と、第二夫人、皇太子妃との徹底的な違い、というのはなかったような気がします。少なくとも、若い分、手はソフトだったかもしれないので、その辺りも割り引く必要があるかもしれませんが。
それよりも、この国で感じるのは、足の指が長くてきれいな人が多いこと。裾を引きずるような長さの衣装だとわかりにくいですが、基本は素足なので目につきます。特にパンプスを履かない人たちは、常にサンダル、しかも歩く距離もわずか。うちの中では靴を脱ぐ習慣。足への圧迫が少ないので、外反母趾や靴擦れ、タコやマメに悩まされることはないからなのでしょう。いつも靴擦れで足がボロボロの私にはうらやましい限りです。そんな私ですら、こちらで過ごす間は歩かないせいか、日本での夏に比較すると格段にまともな足になりますが。
足から手に戻りますが、王族だと、自らの手を使ってやることはほとんどなくて、「箸(フォークとスプーン?)より重いものは持ったことがない」、手は握手のためにある、だから柔らかいということなのでしょうか。確かにマメができている手、働いている手というのはすぐわかります。
マメといえば、童話で、ふかふかのベッドのマットレスの下に小さな豆をおいて、試すというのがありました。貧しい身なりをした本物のお姫様が、そのベッドで寝た翌朝、昨夜は何か固いものが体にあたって眠れませんでした、といって、本物のプリンセスであることが証明された、というお話だったと思います。
本物の高貴な方たちは、温室育ちの花のようにとてもデリケートにできているということなのでしょう。
プリンセス風になるには、まずはソフトな素敵な手を目指すべし!ということかもしれません。
そういえば、握手できませんでしたが、王様やプリンスたちの手も柔らかかったのでしょうか。
1 comment:
thonちゃん
パンプスを履かないと、少なくとも靴擦れは治りました。これだけでも私には大進歩です。靴を足にあわせるのではなく、足にあわせた靴を履けばこんなことにはならないのでしょうけど。
マメ枕、実は結構気持ちよい硬さだったりして!
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