Tuesday, November 29

Cruise

月曜日の夜は、東南アジア青年の船のレセプション。
日本の政府主催の東南アジア地域の若者たちの交流を深めるためのクルーズです。
あいにくの雨。一時期はワイパーがあまり役に立たないほどのストーム。
でも、心配する必要はなく、レセプションは船内でした。甲板だったらびしょぬれになるところでした。

レセプションでは、日本と東南アジア各国からの参加者は、それぞれお互いの民族衣装を交換したり、日本人参加者は途中寄港地のベトナムでおそろいで仕立てたアオザイを着ていたり、とても明るくにぎやかな雰囲気でした。この船のつながりはとても強いらしく、船のalumniの活動も活発で、参加者がその後リーダーとして参加することも多く、船に乗っていたということで日本・東南アジアあちこちに頼れる友人がいるということになるそうです。いくら7階建ての豪華客船とはいえ、航海中は船からは降りられないわけですから、ある閉鎖された空間、参加者が皆若いこともあり、いろいろとロマンスなどもあるらしいです。

船に乗り込むときには、かなり厳しいセキュリティ・チェック。そして、手の消毒。
鳥インフルエンザ流行地域を通ってきているのですから当然といえば当然です。
そういえば、SARS騒ぎのとき、日本に寄港した船がやはりSARS感染地ルートで到着し、SARS患者発生との連絡があり大変だったことを思い出しました。結局、SARSではなくて事なきを得ましたが、本当にヒヤヒヤしました。鳥インフルエンザは当地では発生していません。何事も後ろ手にまわりがちなこの国の政府も、近隣諸国のみならず世界的な注目に、さすがに最近はセミナーを開催するなど、対応策の検討を行っています。どの程度、有効かというのはまた別の問題ですが。

この日、あまり考えてはいなかったのですが、私自身も、以前ベトナムでオーダーメードしたワンピースを着ていました。布やデザインが日本人好みということもあり、いろいろな方にどこで作ったのか聞かれ、ベトナムと答えると、皆行きたいけれど今は鳥インフルエンザが・・・という反応。私自身も来年あたりまたベトナムに遊びに行きたいと思っています。その頃には少しはおさまってくれていればよいのですが。

船酔いが怖いので、船旅には躊躇もありますが、豪華客船クルーズはやはりあこがれです。
何年先、おそらく何十年先になるかもしれませんが、いつか余裕がでたときに。
そのときには、SARSも鳥インフルエンザも、そして新たな感染症も起こらないことを祈りたいと思います。

2 comments:

Anonymous said...

こちらの対日感情はどうなんだろうなどと気になってしまいました。貴記事からは、若い世代には文化差を楽しむ余裕があるようにも見られます。

chestnuts said...

牧歌さん

対日感情は、悪くありません。若い世代は日本へのあこがれも強く、親日派が多いですし、戦時中の日本による占領を経験したシニア世代でも、反日感情をあらわにする人はまずいません。これは、近隣諸国と対象的です。特に激しい戦地とならなかったこと、占領下での統治がひどいものでなかったこと、地元にとけ込んだ民間人の活躍があったこと、そして現在この国が豊かで余裕があることなどが原因のようです。日本語熱も高いですし(上手な人は少ないですが)、日本製品への信頼は高く、日本人には親切です。
反米、反イスラエルというのはたまに感じられますが。

thonちゃん

青春が遠い昔だなんて・・・。そんな寂しいこと言わないでくださいな。といいながらも、私も彼らを見て、若い!と思ってしまいました。
地中海には絶対に遊びに行かないと。今から楽しみです!
そういえば、そろそろ、フランス旅行かしら?