Monday, November 21

蘭の花束とGirls Talk

もうじき中東に出発してしまうオーストラリア人の友人。
既に、子どもたちは、オーストラリアに戻り、ご主人はとりあえず子どもとともにオーストラリアへ。子どもたちが落ち着いた時点で彼女に合流する予定とのこと。出発前に会えるのは、もうたぶん最後になりそうということで、うちに来てもらうことに。今まではいつも家族ぐるみだったのが、今回は共通の友人1人も招いて3人で送別を兼ねたGirlie Night。

少し遅れて現れた彼女。手には蘭のお花。色や種類の少し異なるデンファレがバナナの葉に巻かれてブーケ風になっています。遅れた理由でもあるのですが、蘭センターのようなものなどがあるボーダーに近いところまで遠出をしていたそう。離れるとなると、何もないといわれるここでも、最後に一応行っておかなければ、やっておかなければ、ということは山積みのようです。考えてみれば、本来はこちらがお花を用意するべきだったのですが。

家族で会っている時以上に、彼女のよくしゃべること。圧倒されて聞いていました。ダイエット中で、少し痩せた彼女はあまり食べず、とにかくしゃべるほうに徹していました。以前、バースデーパーティーに招かれたときにちらっと聞いた家族のトラブルの話、次の仕事、今の雇用主、大家やその他の人の噂話etc。とうにGirlsという年は過ぎているので、Girls Talkらしいお洋服やショッピング、レストランの話はあったにしても、おばさまパワーを感じざるを得ませんでした。子どもがいない場では母の顔をする必要がないので、話す内容だけでなく、話し方も変わるのでしょう。もちろん、男性がいないところでのGirls Talkで、女の子たちが普段と全然違う顔を見せるのと同じように。たまにキッチンに引っ込みつつ、話題に何とかついていくという状態で、あっという間に深夜になってしまいました。

この2,3ヶ月で、かなり人の入れ替わりがあるようです。
せっかく仲良くなれても、すぐにまたさようなら、となるのは残念ですが、細く長くおつきあいできる友人を増やしていけたらよいと思います。ちょうど、つい先日、直木賞をとった「対岸の彼女」を読み、女の子友達、グループについて考えさせられたところでした。

デンファレは保ちがよいので、しばらく楽しめそうです。ペットボトルで作った即席花瓶に飾られていますが、お部屋を明るくしてくれています。毎朝、見るたびに彼女や彼女の家族を、そしてGirls Nightを思い出すことになりそうです。

1 comment:

chestnuts said...

thonちゃん
お友達はこちらでは先生、あちらでは大学に所属するようで、研究者ではなく教育のほうになるので、イスラム研究とは全く無縁そうです。お酒も服装もここよりはるかに自由なところですし、ショッピングも楽しいところなので、待遇もよいらしく、喜んで出発という感じです。
彼女の娘のex(であることが期待されている)-boy friendの話は相当強烈でした・・・。
「対岸の彼女」、おもしろかったですよ。主な登場人物の生き方や考え方に、うんうん、と共感する、という感じではなかったですが、女の子だけのグループの怖さ(!)とか、理解できる部分もたくさんありました。