Friday, November 25

Conservative

基本的にはConservativeな国民性。
大きな変化は望まないけれど、でも、新しい物好き。

昨夜は仕事がらみのdinnerで、また、不思議な和食を食べながら、同世代ぐらいの若い人たちと話しながら感じたこと。

中国系の人はもちろん、海外生活が長かった人たちは、たいてい、食べ物に対しても受容性が高く、和食でもお刺身なども全く問題なく、何でも手を出します。それでも、やっぱり食べ慣れないものについては受け入れられないという人もいますが、その割合は、意外に少ない気がします。彼らは、きっと外にでてしまえば、多少ハラルでないものでも気にせず口にできるのでしょう。豚がはいっていても、はいっていることを知らないで食べれば問題ない、と聞いたことがあります。つまり、調味料にアルコールがはいっていても、ノン・ハラル・ミートであろうと、それを知らなければよいということ。でも、知っていて口にしたことがある人もかなりいるのではないでしょうか。大きな声では言えないけれど、ということなのでしょう。

しっかりスカーフをかぶっている人がいる一方、ムスリムでも、服装も意外に自由にしていて、あまりフォーマルな場でなければ、腕が剥き出しになっているようなトップを着ていることも。これも、国外に出てしまえば、さらに気にせず、逆にいえば、スカーフが目立つ場合には、外してしまうのかもしれません。

いろいろと制約のある生活。それでも、若い世代は特に新しいものが好きで、外国への関心も高く、流行には敏感です。ただ、やはりあまり目立つことは避けているようです。周囲の目を気にしていて、横を見ながら行動している気がします。許される範囲、を決して超えないように。

小さな国。まさに村社会といえるサイズの街。知り合いの知り合いは必ずどこかでつながっていて、噂には尾ひれがついてあっという間に広まっていきます。そんな中では、保守的にならざるを得ないのかもしれません。自分の意見や本心を言う人は少なく、みんな同じ方向にぞろぞろと動いていきます。グループ行動が多く、固まりがち。

日本にはもっと自由があるし、最近は、個人や個性が以前より目立ってきているものの、実は、結構日本人と共通しているかも、と思うこともありますが。

2 comments:

Anonymous said...

長年バスケの指導者をしている元チームメイトが、「最近の若い奴のプレーは高校時代のお前と同じ発想だよ。しかも上手い」とのこと。確かに奇想天外なプレーをして、基本にウルサイ監督に叱られていました。でも、個性的だし、シュート入りゃいいじゃんって思っていました。この友人の「しかも」は余計ですね。

chestnuts said...

牧歌さん

「しかも」は確かに余計ですね。

個性的なのはもちろんいいのですが、「個人」に閉じこもりすぎて、家族や仲間など周りが全然見えていない、コミュニケーション下手、という傾向もでてきて、それが最近の怖い事件につながっているのかな、という気もしますが、どうなのでしょうか。