Tuesday, November 15

コンサートと音楽教育

Chiorのコンサートが来週末に近づいてきて、昨夜の練習はちょっと気合いが入った感じでした。
指揮者や参加者の一部は音楽関係の先生なので、アットホームな雰囲気ですが、人前で披露するためにはそれなりのレベルまで上げなければ、と真剣になるのでしょう。前回のコンサートは都合が悪くて参加できなかったため、今回は2回公演のうち1回だけ何とかという感じですが、初参加の予定です。

曲目は、フランス語曲、Bachに始まり、Gershwin、Porgy and Bessのメドレーなどを歌います。リハーサルを休みがちだったため、週末にでも自主練習をしないと一部口パクになりそうです。まぁ、ソプラノはいちばん人数が多いので、口パクでも全く目立たず問題はなさそうです。むしろ張り切って、大声で音や歌詞を外してしまわないように気を付けるべきかもしれません。

来週末は珍しく文化行事ラッシュ。
ラマダンとハリラヤを合わせた1ヶ月半あまりは、行事開催時期としては適当ではなく、かといって12月に入れば学校の休暇も始まり、ヨーロッパ系の人たちは皆クリスマス休暇でいなくなってしまうため、結局、11月後半にあらゆるものが集中してしまうようです。

先日は、日本を含めた近隣国のインターナショナル・スクールの生徒たちが集まって音楽祭のようなものをやったようです。花火とオープンハウスで忙しくてこのコンサートにはいかなかったのですが、こういうものをもっと積極的にやって、あるいは刺激を受けて、公立学校でも音楽教育を復活させたらよいと思います。現在、西洋文化はイスラム文化に悪影響ということで、音楽教育も公立学校でははずされています。ただ、コーラン読経大会は頻繁に行われていて、テレビでも延々放映されています。きちんと聞いたことはありませんが、「上手な人は上手」ということで、ある意味歌のようなものかもしれません。それでも、コーラン読経大会ばかりでなく、せめて、伝統音楽だけでも引き継いでいかないと、あまりにも特徴のない薄っぺらな文化になっていくのではないでしょうか。それとも、コーランがすべてなので、それ以外はなくても十分、ということなのでしょうか。

少なくとも、私にとっては、文化のあるところのほうが魅力的で、観光振興にも役立つと思われるのですが。

1 comment:

chestnuts said...

thonちゃん
日本は確かにチケットも高く入手も大変ですが、選択肢があるからいいですよね。こちらでは選択肢がありません。

伝統音楽、実は、ちゃんと聞いたことないのです。結婚式やホテルでちらっと聞くという程度で、街中の音楽ショップにいっても、それらしきコーナーもありません。楽器やダンスも基本は近隣諸国と似たりよったり。その中で、個性や特徴も出せず、日常的にも廃れつつあるというのは、問題ありなのではと思います。