Tuesday, March 14

Francophonie week

 昨日から、Francophonie weekが始まり、昨夜は、そのオープニングイベントにいってきました。

 フランス語の映画を上映するだけ、といってしまえばそれまでですが、ホテルに併設された映画館のロビー部分でレセプション。Alliance Francaise主催のこのイベント、当地でのFrancophonieということで、ベトナム大使が仏・英両方でスピーチ。あとは、カナダ、カンボジア、ラオスらしいのですが、実はラオスがFrancophoneだという認識がありませんでした。ベトナム大使も、英語のほうが流暢でした。

 スピーチなどのセレモニーが終わり、軽食をつまんだあと、子どもたちのフランス語の歌、そして映画。子どもたちはかわいいですが、人前でご披露するほどの歌の出来ではありませんでした。まぁ、親たちから見れば十分なのでしょう。映画は、Voyous Voyelles。スキーに行くと母親に嘘をついて年の離れたかつての彼氏を捜してヴェルサイユからパリにやってきた19歳の大学生の少女。失恋して自殺しようとした彼女と出会ったすさんだ生活をしている姉妹。19歳と14歳の彼女たちは、事故で父親を亡くし、新しいボーイフレンドがいる母親に反発、ちょっとした詐欺とスリと恫喝まがいを続けています。ティーンエージャーの彼女たちの複雑な感情、「プチ・デビル」ぶり、不思議な結びつきとやはり誰かに頼りたいという気持ち。コメディタッチですが、やはりフランスらしい作品でした。途中、3度、いきなり画面が真っ黒。フランス語音声だけが流れて(画面が消えるので、英語字幕も当然なし)笑いが起こりました。2回はベッドシーン、1回は許可されない写真が満載されている雑誌が取り上げられるシーン。音声は問題視されないというのも変な話ですが。6年前の映画で、そもそもの画質もあまりよくはありませんでしたし、勉強の成果ゼロで、ひたすら字幕を追うことになってしまいましたが、久々に観たヨーロッパ映画でした。

 映画館はいつもどおり、冷凍庫状態。映画が終わったときは体が冷え切っていました。レセプションには結構人がいたはずですが、映画の最後までいた人は少なく、コメディもはいったドラマとはいえ、やはりこういうフランス的映画はあまり受けないのだろうと思ってしまいました。

 Francophonieの仲間にはとても入れていないレベルですが、今日は、おそらく最後となるフランス語のレッスン。帰国しても、フランス語に多少でも触れるようにして、続けていきたいとは思っていますが。

3 comments:

Anonymous said...

黒画面になることで現実世界に戻されるなんて無骨な見方をしていると、映画を楽しむ余裕なんてないんでしょうねえ。検閲さんはお疲れさんですね。

chestnuts said...

牧歌さん
本当です。いきなりぶちっと切れて真っ黒というのと、次のシーンに飛んでしまうのとであればどちらがよいのでしょうか。。。

chestnuts said...

thonちゃん
ベトナムにしてもカンボジアにしても、今は英語が主流ですよね。特に若い世代は。ちなみに、ベトナム大使夫人は、英語もフランス語もあまりできなくて、できるのは、ベトナム語とロシア語ということでした。え、ロシア語?と思ったのですが、共産圏だったのですものね。