昨夜は、Music Societyのコンサート。ギターのソロだったので、ぜひとも行こうという感じではありませんでした。それでも、誘われていってみると想像以上の入り。ギターを習っている子どもたちなどもいたからのようでした。
Guitaristは世界中ソロで演奏旅行をしている英国人。オリジナル曲が大半で、バッハやガーシュインなどメジャーなものからフィンランド、インド、アラブ風など様々なアレンジ・オリジナル曲を取り混ぜ、分類の難しいフュージョン・スタイルの演奏でした。個人的には、フラメンコ・ギターが好きなので、伝統的なフラメンコ・ギターの曲のアレンジがなかなかよかったです。合間に挟むトークもおもしろく、(ある意味、ここに近い)中東の国で演奏したときの体験など、笑ってしまいました。音響がとてもよい立派なコンサートホールにはテレビ中継のクルーも入って大入り。でも、ライフルを持った兵士や警官たちも立っていたそうです。なぜか演奏後に質問タイム。結婚してますか、年齢は?という演奏と全然関係のないプライベートな質問(これも感覚が似ています)とともに、銃を持った警官が、「English man! What do you think of the situation in Iraq?」と聞いてきたそうです。冷や汗がでたでしょうが、政治的な発言は一切ダメといわれていたので、その質問に対しては、今この会場にいる皆さんとまったく同様に感じています、といって切り抜けたそうです。言論の自由のないことを逆手にとりユーモアをもって、という感じでしょうか。
ギターというのは、イメージなのかもしれませんが、とてもメッセージ性の強い楽器である気がします。別の中東の国で、「English men with guns bring war」といわれたのち、「English man with a guitar brings peace」といわれた話は、何かその象徴のようでした。
楽器ひとつで、人々に喜びや笑顔を与えられるというのは、素敵です。
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