Thursday, March 9

International Women's Day

 昨日は、International Women's CommunityでInternational Women's Dayのdinnerがあるというのでちょうど何もなかったので、参加してみました。

 確実に参加するはずのcommitteeメンバーには何人か知り合いはいたのですが、あとは、誰が来るかもわからずとりあえず行ってしまいました。昨年、一度だけ、IWCのイベントで「Grammy Nite」なるものにいったのですが、これは、とにかくドレスアップしてディナーやダンス、ショーを楽しむというイベントでした。これもほとんど知り合いはいなかったのですが、このときは逆にお友達を増やすチャンスと思って参加しました。今回は、結局、行ってみたら友人が多いテーブルを発見。途中からそちらに移動しました。知り合いが少ないうちは、たったひとりであっても参加する勇気もあるし、ものすごく積極的に話しかける努力もするわけですが、人間、やはり楽な方に流れます・・・。

 会長とcommitteeメンバーによるスピーチ。ちょうど、昨日のワーキング・ランチで、ジェンダー問題についてちょっと話題にしたこともあり(International Women's Dayであるということはまったく意識していませんでしたが)、スピーチの内容には興味がありました。イスラムというのは、女性が表に出ることを好まず、女性に不利、というイメージがありますが、この国では、少なくとも最近は女性の元気さ、活躍ぶりは目立ちます。閣僚レベルや企業トップではまだゼロでも、官民ともに職場では女性のほうが多いのではという印象で、幹部クラスでも女性の数は増えています。確かに、服装については、女性のほうが制約を受けていますし、結婚ということになると、女性のほうが外国人との結婚に踏み切れない状況があるようです。どの程度、そんな話が出るのかなと思ったのです。結局のところ、「今の時代に生まれて私たちはラッキーです。悩みはダイエットぐらいで、あとは、しっかりお金を稼ぎたいということと、美しくありたいということ以外はあまりないのですから。」という感じで、一般論として現代女性の獲得した自由や権利に触れ、あとは、過去の例を挙げたぐらいでした。もちろん、スピーチですから、本音トークというわけではないでしょう。女性が車の運転を禁じられ、車にひとりで乗ること(男性運転手とふたりっきりになること)も許されず、目だけでた黒い布で全身を覆わなければならないサウジアラビアなどと比較すれば、彼女たちは現状に十分満足している、といえるのではないかと思います。

 ビュッフェ・ディナーが始まる前に、今日は、special drinkを用意しましたといわれ、何が出てくるかと思ったら、スパークリング・グレープ・ジュース。どうもテーブルにジュースや水用のグラスに加えて細めのワイングラスもどきがあると思いました。これで、乾杯。スペイン製のもので、色はコーラのようでしたが、お味はまぁまぁ。そういえば、マレー系の人たちがいる席で、乾杯をしたのはこれが初めてだったかもしれません。その後、ディナー、ダンスのパフォーマンス、ラッキードローと、あとの流れは典型的なものでした。

 そんなに盛り上がることもなく、最後は趣旨を忘れてしまっていましたが、中国系も多いcommitteeをはじめとするパワフルな女性たちを見ていると、この国はジェンダーについても、イスラムとそれなりにうまくバランスをとっているのかな、という楽観的な考え方でも、間違っていないのかなという気もしてきます。


 

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