8月終わらないうちになんとか夏休み。といっても、とりあえず3日間。
遠出するにはちょっとということで、深川に続いて、下町散歩。お天気はばっちりというか、暑すぎるほど。まずは、根津神社と根津周辺を散策。アイス最中を買い食い、オーギョーチー(愛玉子)なる台湾のゼリーっぽいデザートを。昭和な感じのレトロな店内。台湾産の果実の種子を使った寒天風。でも、寒天と違って、お米と同じぐらいカロリーがあるらしく腎臓にもよい滋養食だそうです。レモンシロップをかけたノーマルバージョンに加えて、氷やアンミツ風とかワインやウィスキーとあわせたものなどがありました。オーギョーチーそのものにはほとんどお味がないのですが、お店の雰囲気とあいまって、何とも不思議な体験でした。日暮里方面にフラフラ歩いてみると、結構おもしろいお店がたくさんあります。想像しやすい、いせ辰のような和の雑貨や小物はもちろんですが、ギャラリーも多く、そのほか、何を売っているのかしら、と思うようなお店も。それにしても、猫モチーフやテーマが多かったです。やはり、下町には猫、なのでしょうか。本物の猫には遭遇しませんでしたが。
その後、こんな機会でもなければ行かないところ、ということで、柴又へ。寅さんの映画、まともには1作も観たことないのですが・・・。柴又駅前には寅さんの像。その後、帝釈天までの参道は鰻、おせんべい、お団子といったお土産物やさんが連なり、寅さんなんとか、は多いものの、結構普通な感じ。短い参道を抜けると帝釈天。帝釈天、結構よかったです。彫刻ギャラリーなるものがあり、お堂の壁面全面に彫られた、仏教の教えの一場面をテーマにした彫刻はなかなか見ごたえがありました。お庭は、典型的な日本庭園とは違いましたが、暑さをしのいで一休みして眺めるのにはよかったです。
ここまで来たら矢切の渡しでしょう、ということで、行ってはみたものの、時間と雲行きが気になり結局断念。渡しが見える、川沿いの料亭、川甚でランチには遅すぎ、ディナーには早すぎという時間でしたが、お食事を。入り口からひなびた旅館風。いきなりスリッパに履き替えて案内される座敷も旅館のお食事用広間みたいな感じ。鯉、鮎などの川魚のコースをいただきつつ、江戸川の様子を眺めるのは、川床でお食事する雰囲気に似た感じなのでしょうか、なかなか風流でした。さすが、夏目漱石や多くの文人の小説に描かれているだけはあります。お料理がものすごい勢いで運ばれてきてしまうのはともかく、お味はおいしかったです。このスピード感は逆に最終的には雷雨になるまでに駅にたどり着けたという意味ではよかったのですが。
最後には雷雨に見舞われてしまいましたが、いつもと違う夏休みの1日、で、楽しかったです。
下町散歩、まだまだ奥深いところがいろいろありそうです。
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