今週末はお呼ばれ続き。
昨日は、先週のダンスの発表会の打ち上げ兼インストラクターのお誕生日ということで、スタジオの経営者のおうちでパーティーがありました。
イスラムでは犬も禁忌。このお宅は、この国のビジネス界では有名な中国系一族なのですが、なんと犬が5匹も。放し飼いなので、ゲートから入ってきた車に一斉に向かってきました。犬をよけつつなんとか駐車。車から降りたものの、周りに犬たちが群がってきました。そのうち一番大きな犬が吠え立てるので、動けない状態。しっぽを振っているので敵意はないとはわかるのですが。玄関から笑いながら助けに来てくれるまでそのままでした。後ろに続いていた車から降りてきたムスリムの友人は私どころの騒ぎではなく、犬が耐えられない様子。ちなみに、彼女は、アルコールは酔っぱらわなければ飲んでよい、ということで、この日もワインを飲んでいましたが、犬は全く受け付けないようでした。
ケータリングで準備された典型的な中華・マレー的なお料理を食べたり、一部の人たちはカラオケをしたり(カラオケボックスは存在しませんが、好きな人は自分のうちでカラオケをしているようで、実は結構マイ・カラオケ用VCD・DVDを持っている人が多いです)、発表会のビデオを見たりして過ごしているうちにお決まりのキャンドルをともしたケーキの登場。2つあって、よく見るとひとつはドリアン型! 本物のドリアンに似せた形で、とげとげした皮に包まれたドリアンの上部を割ってねっとりした中身が見える状態のように仕上げてあります。以前、中国正月のパーティーで、適当にワインも飲んでいい気分のときに、ケーキが来たからとお皿を渡されて、その色からチーズケーキと思い込んで口にしたときの苦い思い出がよみがえりました。においの強烈さから手を出したことがなかったドリアン。チーズ好きなら大丈夫のはず、といわれていたのですが、違いました。少なくとも、そのケーキについては、飲み込むことができず、その後もしばらくチョコレートなどを食べ続けてしまいました。今回は、みんなの勧めを何度も断り、やめておきました。もしかしたら今回はおいしいかもしれない、という気はしたのですが、横にあったチョコレートケーキのほうが安全でした。それに、ドリアンとアルコールの食べ合わせは悪いという話も聞いたことがあります。すでにワインを飲んでいたので、これがチーズケーキだったらよかったのに、とチーズケーキ好きの私は思ってしまいました。
日本で納豆、クサヤを食べられるかどうか聞くのと同じような感覚で、ドリアンについて聞かれます。そのたびに、少なくともケーキは苦手だと思った、ただ、機会がなくてまだフレッシュなものは試していないと答えています。ドリアンの食感はチーズや濃厚なクリームに近いそうです。チーズ好きなので、青カビでもウォッシュでも平気ですが、初めてのドリアン・ケーキでの失敗があるので、なかなか勇気がでません。ドリアンも種類がいろいろあり、色の濃いオレンジのものは味が濃厚だとか、タイのものがいちばんおいしいそうで、しかもよいものを選んで食べないと、二度と食べたくないと思うのだそうです。どろっとした腐り加減(?)と水分量が味を左右するらしいです。
スーパーに行くたびに、ドリアンのにおいが鼻につきます。ドリアンはどこのスーパーでも入り口付近に置いてあります。ケーキさえ二度目は手が出せなかったので、当分、これを自分で買うことはないと思います。いつか、ドリアン選びのエキスパートが選んだ自信のドリアン、あなたもこれを食べればドリアン好きになる、というドリアンに巡り会える機会があったら、勇気を出して試してみようかと思います。
4 comments:
Chestnutsさん こんばんわ
タイのドリアンが一番というのは私も聞いています。マレーシアのとはだいぶ違うのだとか。
完熟して木から自然に落ちるくらいのがおいしいんだそうです。未熟だと、マンゴーなんかと一緒で全然味わいが違うようですね。
お土産品にドリアンクッキーというのも見かけました。でも買っていっても食べていただけないかもと考えると、買う勇気がなかなか起きてきません。
シンガポールの一番にぎやかなところにあるカルフールでは、売り場の真ん中、果物売り場の目立つところでドリアンをカットしてパックに入れて売っています。
もちろん臭いはしますが、換気がよいのか、周囲には拡がってきませんよ。
thonちゃん
ドリアンケーキは、たぶん、ドリアンを混ぜ込んでクリーム状にしているようです。見た目はレアチーズケーキっぽいので。ちなみに、外側は生クリームかバタークリームで、とげとげをつけて、着色して本物っぽい雰囲気を出していました。
脳天気さん
換気は相当よくしないとダメですよね。入り口に近いところに、パック入りドリアンを並べているのも、あのあたりが換気がよいからなのだと思うのですが、それでも独特のにおいがもわーっと漂っています。アパートのダストシュートからもよくにおいがあがってきますので、ホテルで持ち込み禁止なのはよくわかります。
ドリアンといえば、仲間内でBBQをやったときのこと、こわいもの見たさならぬこわいもの
食べたさで皆で回し食べしたことがあります。
何も調理されていまい、生のままのドリアンでしたが、味は臭い(匂いではない)とはまた違った強烈な風味で、と口の中に入れたあと、さつま芋をすりつぶしたような甘い味なのかと思いきや、すぐに硫黄の腐ったような臭いが口の中に広がってきて、もうそれ以上一口もすすまなかったことは言うまでもありません。
決して、チーズやクリームを練りこんだような味ではないと思いますよ。
それではいつかのご参考に・・・。
そうですか、「いつか」の参考にします。
でも、きっとそのドリアンは「いいドリアン」でなかったのかもしれませんね。
でも、みんなでわいわいやりながら食べるのは楽しそうですね!
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