昨日の新聞記事はこの国らしいというか。
先日の国王の第二王妃との結婚について、いつになったら発表があるのだろうかと思っていたら、昨日の新聞にようやく記事が。といっても、タイトルは、「マレーシアの新聞記事を否定」。ということは、やっぱり結婚していなかった? と思ってしまうのですが、最後までよくよく読むと、一番最後の半分マレー語混じりの秘書官コメント部分に、「prenikahan」を執り行ったことは確認する、とあります。実は、これが、イスラム教の結婚の儀式なのだそうです。わかりやすいたとえだと、キリスト教式で神父様の前で「あなたをこの○○を妻としますか」というあの夫婦の誓い。さすがイスラム教、宗教者はまずは男性のところにいき、次に女性のところにいき、と男女それぞれが別々に誓うのだそうです。これは宗教上正式な手続きなので、これが終われば二人は晴れて結婚したということになるのだということです。マレーシアの新聞が、来月、王宮で結婚式が行われる予定、と報じたことを否定した記事だったのです。まだ、称号なども決まっていない段階で、本来は、新聞で発表はしたくないけれど、マレーシアの新聞記事をこのまま放っておくわけにもいかない、というところでしょうか。このわかりにくい記事、英国人の友人たちも、あれ、結婚を認めたということだったの?といっていました。
やはり第二王妃は第二夫人。イスラムの世界でも、すべての妻を平等に扱うことが定められているとはいえ、一番目とそれ以降の差は大きいようです。モハメッドが4人までの妻帯を認めたのは、まさに未亡人の生活の保障、救済、という意味があったからだそうなので、現在の社会福祉制度、特に今のリッチなこの国には当てはまらないということなのでしょう。結局、第二夫人以下は日陰の存在、お妾さんに近い扱いで、隠されていることが多いようです。
ビル・ゲイツの前には、世界で一番の資産家、とフォーチュン誌で紹介された国王。部屋数は1700を超える世界最大の私邸といわれる王宮に500台の車を所有。それだけを考えれば、二番目でも三番目でもいい、といえばいいのかもしれません。
1 comment:
thonちゃん
全く、お金持ちというのはすごいみたいです。王宮の端から端まで歩くだけで15分かかるとか。
でも、やっぱり、一番目がいいと思いますよ!一番目、というか、Only oneが。
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