Sunday, August 14

Dreams Come True

ダンサーになるのが夢!なんていうことは全くなく、運動不足解消と時間つぶしのためにやっているダンスですが、昨日のダンスの発表会のサブタイトルは、「Dreams Come True」。少なくともインストラクターたちは、リハーサルで「Be Professional!」と叫ぶなど、かなり真剣でした。

思えば、「recitalがあるから」といわれて、「発表会」ではなく「公演」だと思い、「誰の?」と聞き返していたぐらい他人事でした。発表会当日にいるのかどうか何度も念押しはされていたのですが、出張、一時帰国などで1ヶ月以上ダンスから遠ざかって、戻ってきたら、いきなり、練習、練習の3週間弱でした。

直前の練習もパスしてしまったので、当日の集合時間もはっきり確認できていませんでした。プログラムによれば、最初に夕食をとって、それから2回にわけてパフォーマンスが行われることになっていたので、まぁ、開始時間までにいけばよいのだろうと、パフォーマンスをしない友人たちと開始時間少し過ぎに会場に到着。さすがに、一緒に舞台に立つ友人たちの姿はすでに見えないので、慌てて衣装を詰めた袋を抱えて舞台裏に駆け込むと、すでにステージ・メイクばっちりで衣装に着替えたみんなが。宝塚風あり、もともと濃い顔につけまつげの強烈メイクあり、いつもの顔と違いすぎて一瞬誰だかわからない人あり、グリッターで顔も体もキラキラ状態です。どうも2時間前に来るようにいわれたらしいのですが、みんな1時間前など適当に遅刻してきたようです。さすがに最後に来たので、早く準備をしないと具合が悪いと思い慌てて最初の衣装に着替えました。メイクはいつもより濃いめにしてきたので、多少なおせばよいと思っていたら、メイクばっちりのインストラクターのひとりに、「ファンデーションは塗ってるの?」と聞かれました。どうみてもメイクしているのはわかるはずなのに、と思ったのですが、彼(ゲイなので彼女、というべきかもしれません)の目には明らかにナチュラル過ぎたのでしょう。そのあとは、メイク担当らしいフィリピン人のおばさんの前に立たされて、されるがまま。終わって鏡を見るようにいわれて、愕然。チークが顔中にはいりすぎて真っ赤なのです。何かと世話好きな友人が私の顔をみて眉をひそめて、早速修正。自分でも多少落として、どうにか我慢できる程度に。そして、慌てて準備した割りには、結局いつもどおり開始時間が遅れて、舞台裏で待つこと1時間弱。一緒に来た友人たちは置き去り、チョコレートで空腹をしのぎつつ、ようやくステージが始まりました。

1回目のステージは、50s、60s、70sをテーマに、ロックンロール、ジャズ、スウィング、ヒップホップなど。2回目のステージは、チャチャ、サンバ、ワルツ、タンゴなどのラテン、スタンダードが中心。私はほとんど1回目のステージだったのですが、引っ込むたびに着替えて出て行く状態で、踊るより着替えのほうが大変でした。特にミスもなく楽しく踊れて、無事終わってほっとしました。その後は、フロアを開放してダンスタイムとなり、ボールルームのナンバーから次第にディスコ音楽になって、かなり盛り上がった12:00頃、パーティーは終了しました。

一緒に来た友人が、フィリピンパワー恐るべし、というようなコメントをしていました。確かに、この国で圧倒的な数を誇るフィリピン人の人たちのラテンののりは、意外にラテンな中国系の人たちを巻き込んで、この一大ダンス人口にも寄与しているといえるでしょう。

私のダンサーへの道はまだまだ遠そうですが、ひとつのステージを一緒に作っていく楽しさというのを、また味わうことができたことは大きな収穫でした。

3 comments:

Anonymous said...

chestnutsさん
 こんばんわ&お疲れ様でした。
 楽しそうなダンスのリサイタルが終わってしまうと、気が抜けてしまったのではありませんか?
 出番ごとに着替えるというのでは、衣装の準備も大変ですし、着替えもねえ。

chestnuts said...

脳天気さん
実はそんなにマジメに考えていなかったので、気が抜ける・・・というほどではなかったのですが、さすがに昨日は疲れてぐったりしていました。
衣装の準備は結構大変でした。ほとんど、手持ちのもののアレンジと借り物ですませてしまいましたが、張り切って、布を買ってテイラーでオーダーしていた人たちもいました。

chestnuts said...

thonちゃん
とてもお見せするのは恐ろしいです。
特に最初の状態ときたら・・・。